分散投資は投資の基本です。今回はそんな分散について見ていきましょう。
この記事を読むことで、投資における分散の意味が分かります。他ではあまり解説していない通貨分散に関しても触れているのでお楽しみに!
こんな人に読んで欲しい記事です↓
分散投資ってよく聞くけど、
実際なんの分散なの??
分散投資の目的
投資の基本は分散です。そして、分散投資の目的は、投資におけるリスクを低く抑えることです。
誰だって投資で損はしたくありませんよね?でも投資はもちろん損をすることがあります。
この記事を読んでリスク回避の方法を身に付けましょう!
3つの分散投資
①銘柄分散
銘柄分散は投資先が1つの銘柄に偏るのではなく、たくさんの銘柄を持つことで、ポートフォリオ全体の値動きを小さくする分散方法です。
例えば、A社だけに投資していた場合、A社が倒産した際に株式の資産価値はなくなってしまいます。一方でA社、B社、C社、D社の株を25%ずつ持っている場合は、A社が倒産してしまっても、他の3社で利益が出れば補填することができます。
個別株投資はリターンを高める観点からは良いですが、値動きも大きいため、心理的な負担が大きくなります。投資と長く付き合っていくつもりであれば、できるだけ心理的な負担は小さくしたいですよね。
そこで投資初心者にオススメなのが、個別株がパッケージ売りされている投資信託です。いろんな味が入ってるアメちゃんを1袋買うみたいなイメージです。投資信託を買っておくだけで、個別株を買い集めるよりも楽に銘柄分散が可能です。ネット証券を使えば、買い付け手数料も安く抑えられます。
②時間分散
金融商品は値動きしていくので、投資する金額と時間を分散してリスクを抑えるのが時間分散です。この時間分散を行うことで高値掴みを防ぐことができます。
一定期間ごとに一定額の金融商品を購入していく方法をドルコスト平均法と言います。同じ10万円を投資する場合でも、1か月で投資するのと5か月間に分けて投資するのとでは、後者の方が低リスクです。
ゆとり夫婦は積立NISAを利用して毎月積み立てをしています。個別株や仮想通貨などとは違って派手さはありませんが、大事に苗を育てている感覚で、心穏やかに投資できています。昨今の下げ相場も笑ってやり過ごすことができ、10月のリターンは9月のリターンの2倍でした。
一括投資では下げ相場でこの心のゆとりは生まれなかったと思います。9月~10月は時間分散のありがたさを感じた月でした。
ドルコスト平均法について詳しく知りたい方はこちら↓
③通貨分散
3つ目は通貨分散です。円資産だけでなくドル資産も保有しておくことで、為替の影響による資産価値の目減りを防ぐことができます。
日本で生活するには円資産が必要ですが、海外での基軸通貨はドルです。2022年は円安が急速に進みましたが、この意味するところは、円の価値がドルに比べて下がっているということです。円の価値が下がると、海外の投資家はドル資産を欲しがります。そうすることで、日本国内のお金がどんどん海外に流れていき、日本は貧乏になってしまいます。
この原因は日米の金利差にあります(下図は日経新聞より引用)。アメリカの2年債利回りは2022年1月には1%以下でしたが、9月には3%を超えており、今年に入って金利を上げています。一方で日本はというと、横ばいです…。お金を預けるなら誰だって金利が高い方が良いですよね。だから、ドルが買われて、円が売られる「円安」になっているのです。
円の価値が目減りしている今、私たちにできることは円とドルの両方を持っておくことです。そうすることで、円安に振れた時でも円高に振れた時でも損する確率が下がります。
日米金利差(2年金利差が対ドルの円相場に連動しやすい)
日米金利差とは 円安・ドル高の一因に: 日本経済新聞 (nikkei.com)
まとめ
ゆとり夫婦の見解では、10年以上のスパンで見た場合、今後も円安傾向は続くと考えています。理由は将来的な人口がアメリカは増加傾向、対して日本は少子高齢化が進み、人口は減少傾向だからです。人口が多いほど、ものが売れ、経済が回ります。日米の経済格差は今後も拡大していくでしょう。
日本にいると円安の波には気付きにくいものです。ですが、日本は少しずつ貧しくなっています。円だけを持つのはかえって危険です。今のうちにドルと円の財布を分けておくことは有効なリスク分散になります。
幸い、今は私のような普通のサラリーマンでも投資できる環境は整っているので、楽天証券やSBI証券、マネックス証券等の口座開設をして、分散投資を実践してみてください。
今日はここまで。だんだん♪
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