【2023年最新】吉田ルートで世界文化遺産の富士山に登る

先日、人生初の富士山登山に挑戦しました!

3776mという途方もない高さの山でしたが、5合目から登り始め、山頂にたどり着くことができました!!

道中は大変でしたが、一生の思い出になる経験ができました

5合目からの往復で、登りには7時間30分、下りには4時間30分かかりました。

2023年はもう登山シーズン終盤ですが、2024年に登る方の参考になれば幸いです。

目次

登山口まで

ルートは富士山登山で最も人気のある吉田ルートを選びました。

吉田ルートは山梨県側から登るので、頂上以外からでもご来光を拝むことができます。

位置と特徴|吉田ルート|富士登山オフィシャルサイト (fujisan-climb.jp)

山小屋はどこも満室でなかなか取れませんでしたが、なんとか8合目に予約できました。

交通規制で5合目の富士スバルラインに車で直接乗り入れできず、富士山パーキングから富士スバルラインまではバスで移動しました(バス料金は往復で2500円/人)。

吉田ルートから登る場合は、交通規制がかかっていないかチェックしておきましょう。

富士山有料道路 富士スバルライン (subaruline.jp)

5合目に到着した時には雲がかかっていて、ひんやりしていました。

5合目~8合目

登山に不慣れな方は、高山病のリスクを下げるため、5合目で体を慣らすことが大切です。

私たちは2時間ぐらい慣らし時間を設けてから登り始めました

途中、「富士山LOVE」と書かれたTシャツを着た方に富士山についていろいろ教えてもらいました。

登山道の入り口までは緩い下り坂です。晴れ間も出てきて、わくわくしながら歩いていきます!

6合目からの眺め!あんなに高いところに登っていくのかぁぁ

出発してから1時間ほどで雨が降り始めました。雷も近くで鳴っていて、山の神様に怒られているようで怖かったです。

天気予報では晴れでしたが、山の天気はとても変わりやすいので、カッパは必須です。

毎年8月下旬は特に午後から天気が崩れやすいそうなので、気を付けましょう。

13時半に5合目を出発して18時に山小屋のある8合目に着いたので、5合目-8合目間は4時間半で登れました

山小屋で心と体を温めてもらう

山小屋に到着した時には周りは暗くなり始めていました。

大雨にも降られてもうヘトヘトでしたが、夜を過ごす場所があるだけで、すごく安心しました。

8合目で血中酸素濃度を測るとまさかの70台!脳まで十分な酸素が行っていないせいか、頭痛はありました。8合目以降は特に、高山病のリスクと隣り合わせです

少しかさばりますが、携帯酸素を1本持参した方が良いです。

お世話になったのは「蓬莱館」さん。初の山小屋だったので、ドキドキしながら入室しました。

晩ごはんと朝ごはんを山小屋の方で準備してくれることになっていたので、入室から1時間ほどで、晩ごはんにありつくことができました。

晩ごはんのメインはカレーで、ハンバーグとサラダ、オニオンスープもついていました。温かい食事が冷え切った体に生気を与えてくれました

山小屋の部屋は2階建て構造になっており、カーテンで廊下から見えないようにできたので、思ったよりも快適でした。

天井も高く、屋根裏スペースに物を置くことができたので、濡れたカッパや服を干すことができました。

コンセントは1人2つずつありました。ひとつは照明用に使用されていましたが、もうひとつでスマホが充電が可能です。

スマホはUQモバイルを使用していますが、8合目でも繋がりました。

部屋には寝袋と毛布が準備されており、20時ごろでしたが気絶するように眠りました。

宿泊した部屋

※山小屋を予約せずに夜通し登ろうとする人もいましたが、夜は冷える上に、視界が悪く、登りにくいです。登山に慣れている人であっても、体力温存のため、山小屋を予約しておくことを強く勧めます。

ご来光を拝む

ご来光の予報は5時13分だったので、それに合わせて起床しました。

朝起きると、昨日の大雨が嘘のように綺麗に晴れていて、ふもとの町明かりが見えました。少しすると周りの山々にかかる雲が雲海のようになり、幻想的な眺めでした。

頂上でご来光を拝もうとする人々の長蛇の列ができていましたが、私たちは8合目からゆっくりと見ることにしました。

日の出時刻から少し遅れた5時半ごろに太陽が出てきました。遮るものがなく、真っすぐ光が目に入ってきて、とても綺麗でした!登ってきて良かったとしみじみと感じました。

※朝はかなり冷え込むので、ダウンのような温かい衣服が必要です。個人的にはユニクロのウルトラライトダウンがコンパクトで機能性も抜群なのでオススメです。太陽が出てからは一気に気温が上がるので、体温調整がしやすい重ね着スタイルで臨むのが良いでしょう。

8合目~10合目(頂上)

山小屋を後にし、頂上目指して登山再開です。

2日目は天気がとてもよく、後ろを振り返ると、いつも絶景を見ることができました。

8合目からの眺め。クジラの形をした山中湖も綺麗に見えます。

途中の山小屋では登山アイテムやおみやげ、食料、飲み物を売っています。

割高ではありますが、物資が不足してしまった場合は調達することができます。

足元には多孔質の赤茶けた石がゴロゴロ。

噴火によってできた玄武岩に含まれる鉄が酸化して、赤くなっているのだそうです。

8合目~10合目は傾斜が急になってくるので、ロッククライミングのような登山になります。

岩に手をついて登ると足への負担を軽減できるので、グローブを持っていくことをオススメします。

頂上へ到着

険しい岩場を超え、ついに頂上に到着!!

登ってきた苦労もあって、頂上からの眺めは格別です!

ポテトチップスを持っていきましたが、頂上でははちきれんばかりにパンパンになっていました。

達成感を感じながら、頂上でカップラーメンを食べました(1つ1000円!!高いけどこれは仕方ない)。

時間と体力の関係で、お鉢回りはせずに下山しました。

お鉢回りには2時間程度かかるそうなので、お鉢回りをする方は余裕をもって登頂するようにしましょう。

下山を始めたのは13時30分で、5合目に着いたのが18時なので、下山には4時間30分かかりました。

頂上から5合目の下山道はずっと坂道です。

前モモへの負担が半端ではないので、個人的には登るより下るほうがきつかったです…。

5合目に着いてふと見上げると、富士山の頂上がちらり。

「あそこまで登ってきたのか!」と富士山に登った実感がやっと湧いてきました。

5合目~頂上の往復にかかった合計時間は24時間(移動12時間、休憩12時間)

墓場まで持っていける最高の思い出ができました!!

登山後は「さわやかハンバーグ」

晩ご飯は全国的に有名な静岡県のローカル店「さわやか」のハンバーグを食べました。

最初は御殿場店に行ったのですが、午後4時の時点で5時間待ちでした。

大人気店はやはり一筋縄ではいきませんね。御殿場店はインターから近く、関東からのお客さんも多いので、特に混む店舗だそうです。

気を取り直して静岡市内の別店舗へ。こちらは1時間待ちだったので、車で待つことになりました。そして、待望のさわやかハンバーグを食べることができました!

さわやかハンバーグはボリューム満点で、適度な弾力がありました。つけ合わせの野菜もどれも美味しく、大満足の食事でした。

個人的にはデミグラスソースが好きでした。

げんこつハンバーグ(左がデミグラスソースで、右がオニオンソース)。ソースはハーフ&ハーフでかけてくれました(裏メニュー)。

富士山登山を終えて

5合目限定の富士山メロンパン。見た目もインパクトあるし、かなり美味しい!

今回は夫婦でとても良い経験ができました。

富士山にいたのは24時間だけでしたが、その間だけでも、富士山はいろんな表情を見せてくれました。

ただし、富士山登山は決して楽ではありません。体調が悪くなるようなら、途中で引き返す覚悟をもって登らなければなりません。

外国人の弾丸登山が問題になっていますが、富士山の夜は本当に冷えます。低体温症になって高山病になってしまえば、命に関わります。

7合目や8合目の山小屋はすぐに埋まってしまうので、予約は早めにしておきましょう。

準備をしっかり整えたうえで、ぜひご自分の足で日本一の山に登ってみて下さい!

素晴らしい眺望や、登頂した時の達成感はきっと忘れられない思い出になります。

今日はここまで。だんだん♪

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この記事を書いた人

旅行とテニス好きの男。
夫婦でオーストラリアへのワーホリを計画中。
ワーホリや留学に挑戦するカップルを応援するために情報発信します。

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