今回は投資手法の王道ともいえる「ドルコスト平均法」について解説します。
この記事を読むことで、「ドルコスト平均法のすごさ」が分かります。ドルコスト平均法はきっとあなたも取り入れたくなる投資手法ですよ♪
こんな人に読んで欲しい記事です↓
・ドルコスト平均法って何?
・積み立て投資をやってみたい or 実践中!
ドルコスト平均法とは
ドルコスト平均法は投資手法のひとつで、金融商品(主に投資信託)を一定期間毎に一定額ずつ購入する買い方です。ドルコスト平均法の特徴は、金額を一定額ずつ購入するので、価格が安いときは多く購入でき、また価格が高い時は少なく購入できることです。
例えばNISA口座で毎月3万円ずつ投資信託を買って運用していく方法はドルコスト平均法にあたります。もう実践している方も多いかもしれませんね。
ドルコスト平均法は長期での資産形成に向いています。数十年というスパンで投資と向き合いたい方はぜひ活用して下さい。
知っておきたい「基準価額」と「口数」
ドルコスト平均法を理解するにあたって知っておきたいのが、基準価額と口数の関係です。
基準価額=投資信託の値段、口数=投資信託の単位 と考えてください。
基準価額は投資信託を購入するときに見る値段です。また、投資信託はセット売りなので、1株=〇円とは数えません。代わりに1口=〇円と数えます。投資信託は当初1口=1円でスタートするものが多く、これに1万をかけたものを最初の基準価額として表示しています。基準価額は以下の式で算出されます。
基準価額 = 純資産総額 / 総口数 × 1万口
あなたの保有する投資信託の金額を表すのは「投資信託の評価額」です。そして評価額を大きくするために重要なのが、口数です。要は投資信託をたくさん持っていれば、評価額は大きくなります。
基準価額は1人の投資家がコントロールできるものではないので、口数を増やすことに重点を置きましょう。
投資信託の評価額 = 保有口数 × 基準価額 / 1万口
ドルコスト平均法で着実に口数を増やす!
ではどのような戦略で口数を増やしていけば良いでしょうか?そこで登場するのがドルコスト平均法です。
下のグラフはある投資信託に5か月で10万円を投資した場合を想定しています。ここで問題です!
Aさんは1月に一括で10万円を投資しました(青文字)。
Bさんは5か月間、毎月ドルコスト平均法で2万円ずつ積み立てました(赤文字)。
購入金額の平均はAさんもBさんも1万円です。5か月後、どちらの方が多くの口数を買えているでしょうか?
話の流れから、もうお分かりですよね(笑)
答えはBさんです。Aさんが10.0万口、Bさんが11.5万口です。平均の購入額が同じでも、ドルコスト平均法で買った方が1.5万口も多く買えています。
「5000円の時に一括購入すれば良いじゃないか」という声が聞こえてきそうですが、それができたら苦労はしません。特に投資初心者が値動きを予想するのは不可能と言ってもいいでしょう。
未来が不確実だからこそ、時間をかけてリスク分散でき、かつ、安い時に口数を多く買うことができるドルコスト平均法は優秀な投資手法なのです。
ドルコスト平均法…金融商品(主に投資信託)を一定期間毎に一定額ずつ購入する買い方。
商品の価格が安いときは多く購入でき、高い時は少なく購入できる。
まとめ
この記事を通してドルコスト平均法の魅力が少しでも多くの人に伝われば嬉しいです♪
特に「長期投資×ドルコスト平均法」は優れた投資手法なのでぜひ実践してみてください。
今日はここまで。だんだん。
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