近年、日本で投資の必要性が見直されています。
国がNISAやiDecoといった税制優遇制度を作って投資を後押ししていますが、「投資は怖い」というイメージが抜けきっていません。
今回のテーマ「投資と投機の違い」を知れば、その思い込みは解消されるでしょう。
こんな人に読んで欲しい記事です↓
投資ってなんか怖いイメージがあるけど、
ちゃんと知りたい
投資と投機の違い
投資と投機は言葉は似ていますが、異なる意味を持ちます。
ゆとり夫婦が初心者に推奨するのは「投資」です。投資をするか投機をするか、最終的な判断は個人に任せますが、誤解のないように申し添えておきます。
投資とは
「投資」は会社や国、地域にお金を貸して、その成長の分け前をもらうことを言います。正しい投資先を選べば、みんながその分け前を受け取ることができます。
また、数年~数十年単位での長期投資を前提としており、早く始めるほど複利の恩恵を受けやすくなります。投資する時間と地域を分散し、値動きの影響を受けにくくする投資手法が「ドルコスト平均法」です。
ドルコスト平均法を使ったインデックス投資は初心者でも始めやすくオススメです。
ドルコスト平均法に関する記事はこちら↓
投資の代表的な例は株式投資です。会社が発行した株式を買うことで、あなたはその会社の株主になれます。その会社が成長すれば、株主は会社から分け前をもらえます。その分け前は主に「株式の値上がり益」と「配当金」の2つです(←みんな大好き不労所得(^^♪)。
アメリカのGAFAMの一角を占めるAmazonは株主に「株式の値上がり益」を還元することを重視します。創設者のジェフ・ベゾス氏は徹底的な効率化を目指し、設備投資に資金を回すことで事業を成長させました。
配当での株主還元を重視する会社としてはJohnson & JohnsonやThe Coca-Cola Company(コカ・コーラ)が代表的ですが、どのような形で株主に利益を還元するかはその会社次第です。
投資をしていると、インデックス投資や高配当株投資といった投資手法を耳にすると思います。インデックス投資は特定の指数(日経平均株価、NYダウ、S&P500など)への連動を目指す投資手法です。株式の値上がり益に期待する投資手法がインデックス投資、配当金に期待する投資手法が高配当株投資です。
投資…会社や国、地域にお金を貸して、その成長の分け前をもらうこと
投機とは
「投機」は短期間(数秒~数日)の価格変動から利益を得ようとすることを言います。投機では勝者と敗者にはっきり分かれます。
投資がその投資対象の価値に対して資金を投じるのは異なり、投機はその時々の価格に対して資金を投じます。
例としては「デイトレード」や「為替取引」が挙げられます。仮想通貨は賛否両論ありますが、短期での激しい値動きから利益を得ようと思えば投機、新技術としての長期的な成長に期待するなら投資と言えるでしょう。
投機はハイリスクハイリターンです。一攫千金を狙うのも一興ですが、生活に必要な資金以外の余剰資金で楽しみましょう。
投資 | 投機 | |
対象 | 価値 | 価格 |
期間 | 中期~長期 | 短期 |
リスク(値動き) | 低~中 | 高 |
リターン | 低~中 | 高 |
投機…短期間の価格変動から利益を得ようとすること。ハイリスクハイリターン。
まとめ
世間一般には「投資は怖いもの」というイメージはありますが、この認識は投資と投機をごちゃまぜにしている可能性が高いです。投資と投機の違いを知ることで、投資へのハードルをひとつ下げることができたのではないでしょうか。
今日はここまで。だんだん♪
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